MENU

虫に好かれる人の特徴。蚊が寄る理由と対策のすべて

目次

同じベランダに三人いて、刺されたのは私だけ

七月の夜、21時過ぎ。
線香花火の火玉が落ちた瞬間、足首にチクッときた。
また私かよ…
サンダルを脱いで見たら、くるぶしの内側に三つ。ぷくっと膨らんで、白く盛り上がっていく。
隣の友人二人は、無傷。ビール片手に笑ってる。
はぁ…。

虫に好かれる人、と検索したことがある人。手を挙げて。私は毎年七月に打ち込んでる(笑)

先に結論。体質は一部変えられる

刺されやすさには理由があって、そのうち何割かは今夜から操作できます。血液型のように動かせない要素もあるけれど、それ以外の変数のほうが実は影響が大きい。

順番に見ていきます。まず、蚊が人を見つける仕組みから。

蚊は三段階で人を見つけている

遠くからは、二酸化炭素

蚊が最初に反応するのは、呼気に含まれる二酸化炭素です。十メートル以上離れた場所からでも感知して、濃度の濃いほうへ向かってくる。

つまり、たくさん息を吐く人ほど発見されやすい。体が大きい人、運動した直後の人、妊娠中の人、酒を飲んで呼吸が荒くなっている人。この辺りは物理的に不利。

飲み会のあと、外で酔い覚ましをしていて刺されまくった経験、ありません?あれ、偶然じゃなかった。

近づくと、体温と皮膚の匂い

数メートルまで来ると、熱と匂いで対象を絞ります。体温が高い人、汗をかいている人が狙われやすい理由がここ。

皮膚の匂いを決めているのは、汗の成分と、皮膚に住む常在菌が汗を分解して出す物質。乳酸やアンモニア、脂肪酸あたりが手がかりになっている。

面白いのは、常在菌の種類と量に個人差があること。同じくらい汗をかいても、菌の構成が違えば発する匂いが変わります。足の裏の菌が多い人が刺されやすい、という研究報告もある。心当たりがある人、多いのでは。

最後は、視覚と色

至近距離では、色のコントラストも判断材料になります。黒や濃い色は、蚊にとって見つけやすい。白や淡い色は、輪郭がぼやける。

夏の夜に黒いTシャツ。これ、自分から目立ちに行ってる格好なんだよね。

刺されやすい人の条件を並べる

体温が高い

子どもが刺されやすいのは、代謝が活発で体温が高いから。運動後、入浴後、飲酒後も同じ状態になります。

汗をかいたまま放置している

汗そのものより、時間が経って菌が分解した後の匂いが問題。かいた汗を拭かずに何時間も過ごすと、蚊にとっての目印がどんどん濃くなる。

足の常在菌が多い

くるぶしから下ばかり刺される人。それ、足の匂いが関係している可能性があります。靴を長時間履いた日の夜、被害が集中していませんか。

飲酒後

アルコールを分解する過程で体温が上がり、呼気の二酸化炭素も増えます。二重に不利。ビアガーデンで刺されるのは、環境だけの問題じゃない。

黒っぽい服

上に書いた通り。夏の夜の服装は、淡い色にするだけで被害が減ります。

血液型の話は、どこまで本当か

O型が刺されやすい、という説。日本の研究者が実施した実験で、O型に集まる傾向が報告されたことがあります。ただ、追試で同じ結果が出ないケースもあり、決着はついていない。

仮に影響があったとしても、変えられない要素です。ここに悩むより、体温と匂いと服の色を動かしたほうが、体感の差は大きく出ます。

今夜からできる対策

順番が大事。まず洗う

外に出る前に足を洗う。アルコールのウェットティッシュで拭くだけでも変わります。匂いの発生源を減らすのが一番手っ取り早い。

汗をかいたらこまめに拭く。この地味な習慣が、忌避剤より効く日もある。

忌避剤は、成分と濃度を見る

ディートという成分が広く使われています。日本で市販されているものは濃度が複数あって、高いほど効果の持続時間が長い。12パーセントで数時間、30パーセントで六時間前後が目安。

小さな子どもには使用回数の制限があるので、パッケージの表示を必ず確認してください。生後六ヶ月未満には使えない製品もあります。

イカリジンという成分もあります。こちらは年齢制限がなく、衣類を傷めにくい。子どもと一緒に使うならこっち。

塗り方のコツ。手のひらに出してから、露出部分に薄く広げる。スプレーを空中に噴くだけの人がいるけど、あれ、ほぼ意味がない。肌に触れさせないと働かないので。

服で物理的に塞ぐ

足首とくるぶし。ここが被害の集中地帯です。靴下を履く、丈の長いパンツにする、それだけで大きく減る。

薄手の生地は上から刺されます。夏用の薄いレギンス一枚では防げないことがある。

家の中の対策

発生源を断つのが最強。ベランダの受け皿、じょうろ、古タイヤ、詰まった排水溝。少量の水たまりで蚊は繁殖します。

うちのベランダで、使っていない植木鉢の受け皿に水が溜まっていたことがありました。ひっくり返した瞬間、ボウフラがうにょうにょ。あの光景、思い出すだけで背中がぞわっとする。あれ以来、受け皿は撤去しました。刺される回数、明らかに減った。

網戸の隙間も見てください。サッシとの間に数ミリの隙間があると、そこから入ってきます。

刺されたあと、どうするか

掻かない。これに尽きる

掻くとヒスタミンがさらに放出されて、痒みが広がります。傷から細菌が入れば、とびひになることもある。

冷やすと痒みが引きやすい。保冷剤をタオルで巻いて、数分当てる。ぬるま湯より冷水のほうが効きます。

市販薬の選び方

軽い痒みなら抗ヒスタミン成分の入ったもの。腫れが強いときはステロイド配合のものが選択肢になります。薬剤師に症状を伝えて選ぶのが早い。

腫れが広範囲に広がる、水ぶくれになる、熱を持つ、息苦しさが出る。こういう反応が出たときは、市販薬で粘らずに皮膚科へ。

効果がはっきりしない民間療法

唾液を塗る、爪で十字に押す。この二つ、やっている人が多いけれど、根拠は薄い。唾液は雑菌を塗り込むことになるので、むしろ避けたほうがいい。

刺されやすさは、日によっても変わる

体調、飲酒、運動量、服装、その日どこにいたか。条件は毎日動いています。

一週間、刺された日と刺されなかった日をメモしてみてください。その日の服の色、飲酒の有無、汗をかいたかどうかを並べると、自分の引き金が見えてくる。

私の場合、はっきりした傾向が出ました。ビールを飲んだ日の被害が、飲まなかった日の三倍近い。悲しい発見だった(笑)でも分かってからは、飲む日だけ忌避剤を厚めに塗るようになって、被害が減りました。

結局、動かせる変数を全部動かす

血液型は変えられない。体格もすぐには変わらない。
でも、足を洗うことはできる。服の色は選べる。受け皿はひっくり返せる。忌避剤は塗れる。

刺されやすい体質だから諦める、という結論に落とす必要はまったくないです。

今年の夏を、痒みなしで越えるために

虫に好かれる人、という検索の答えは、体質という一語では終わりません。二酸化炭素、体温、皮膚の匂い、色。手がかりは複数あって、そのうち何本かはこちらの手で切れる。

今夜やることを一つだけ挙げるなら、ベランダの水たまりを探すこと。
受け皿、バケツ、じょうろの底。ひっくり返して回るだけで、来月の被害が変わります。

あとは、外に出る前に足を洗う。地味だけど、これがいちばん効いた。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次